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レビュー
Euchaetaは作詞・作曲・歌唱
を手掛ける個人サークルで、商業
作品への楽曲提供も行う実力派。
プログレ以外もロックやメタル、様々な音楽の影響を受けた楽曲は、郷愁とSF風な未来観が同居した
独特のポップセンスを放つ。EP
となる本作は短い収録時間ながら、探求する非現実世界の音楽という
魅力を十分に堪能できる。
祭り囃子のような演奏で始まる
冒頭曲は、同サークル作品で最も
プログレらしい曲。西洋風な旋律
の演奏に乗る日本語詞の合唱が、
不思議な異国観を生み出している。
そして突然の転調からインスト部
に突入すると、高速トラッド演奏
とディジタル音のダンスビートが
絡む、怒涛の円舞曲が展開される。
バックの未来的な音色と、どこか
土臭さを感じる旋律は、同人音楽
によくある王道ファンタジー系の
民族音楽系作品とは異なる、未知
なる世界のプログレ作品である。
M2はエキゾチックなイントロ
が印象的なインスト曲。物寂しい
ピアノの音色と後半に流れるリフ
がどこか懐かしく、M3の旋律と
曲名も相まって強く印象に残る。
01.Unreal World Trad (11:15)
02.Fine, Thank You(06:46)
03.Goodbye Real(01:42)
作詞・作曲:Unknown(M1)
作曲:Euchaeta(M2,3)
編曲:Euchaeta(M1)
唄・ブックレットデザイン:Euchaeta
グラフィック/キャラクターデザイン:.cho
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