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アルバム名
 極彩色迷彩
サークル名
 RedBulletSequence
発行日
 2017年4月30日
 特設サイト
 
頒布・配信先
 現在即売会イベント配布のみ
 特設サイトにて試聴可能

 

 

170402_極彩色迷彩(完成).jpg
​レビュー
 Red Bullet Sequenceは北海道
を中心に、インスト系アレンジで
活動するサークル。暫く活動休止
していたが、本作は復帰作として
発表した二作品の内一枚。休止前
にほぼ音源は完成していたという
ことだが、全てを詰め込んだ結果
これ以上の音は作れないとの重圧
から筆を置く原因になったという、
曰く付きな作品とのこと。
 その内容はかなり衝撃というか、
冒頭から壊れたように緩慢に出力
を繰り返すシンセ音、超然として
人の揺れを感じさせないギターの
爪弾き、ひたすらディレイと反復
の中で溶融し合うメロディの洪水
に圧倒される。奥深くで鳴り響く
ノイズの空気感がいやに現実的で、
夢とも幻ともつかない音の異形が
延々と拡張していく。
 続くM2の導入部で、はっきり
とした音色の輪郭にようやく視界
が開けたかと思った束の間、霧の
ように離散を繰返す主旋律の幻影
が、リスナーをさらに惑わせる。
 不安定だが異様に弾み響く音が
危ういM3、まるで地底湖の奥底
で響き合うが如く、旋律が美しい
軌跡を描くM4など全編トリップ
感満載だが、中でも必聴はM6。
シューゲイザー的で更にドロドロ
と一体になった音の塊は、終末に
登る太陽の瞬きを幻視させる。



 
01.Deep Hit of Crying Moon(10:31)
02.極彩色迷彩(08:06)
03.Cold Sleep (08:32)
04.プリズム/無意識/ミラード(08:05)
05.Clock Hand(10:24)
06.Pulse Heartbeat (09:33)


Arrangement:sgg(RedBulletSequence)
Original:ZUN(上海アリス幻樂団)
Art Works & Design:K1120(霜月便り)

 
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